スマホカメラのいいところは、常に持ち歩いている一番手軽なカメラであること。
なので、日常のふとした瞬間に「これイイ!」と思ったものを、サッと撮ったりしますよね。
でも、その写真を後々見返して見ると、
「画面が傾いていて、なんだか残念…」
なんてこと、ありませんか?
それ、直せます!!!
直し方は2つ。
スマホのデフォルトの編集を使う方法と、
インスタグラムの〈調整〉を使う方法。
できることは同じですが、
対応する縦横比や編集画面が少し違うので、
それぞれ解説していきます。
目次
インスタグラムの〈調整〉でできること
インスタグラムの〈調整〉を使って、写真の傾きを直す方法
まとめ
1.インスタグラムの〈調整〉でできること
〈調整〉では、アングルに関するさまざまな編集をすることができます。
〈調整〉は『編集』ページの1番最初にあります。
傾いた四角のマークが目印です。
タップすると、このようなページに移ります。
※説明上、分かりやすくするために、
本来表示されない真ん中のアイコンを、編集で付け足しています。
アイコンには、それぞれ以下のような意味があります。
●グリッド線
タップ数に応じて、グリッド線の本数を変更します。
グリッド線とは、写真上に表示されている細い線のことです。
「#」マークを繰り返しタップすることで、
グリッド線の本数を変えることができます。
〈調整〉ページを開いてすぐは、縦横それぞれ3等分にされています。
1タップ、2タップで等分が細かくなり、
3タップ目でグリッド線が非表示になります。
4タップ目で最初の3等分の状態に戻るので、
間違えた場合も繰り返しタップすればOKです。
グリッド線が細かくなれば、欲しいところにガイドが作れるので、
より正確に傾きを修正することができますよ。
●画像回転
繰り返しマークのようなこのアイコンをタップすると、
写真を回転させることができます。
1タップごとに、反時計回りで写真が回転します。
「スマホでサッと撮り」にあるあるなのが、
縦で撮りたかったのに、勝手に横向きになってしまっていること…
そういった失敗も、これを使えば簡単に直すことができます。
●垂直方向の補正
建物の高さをダイナミックに写したかったり、
全身写真に足長効果をプラスしたかったりするとき、
下からのアングルで撮りますよね。
そんな効果をもっと出したい、もしくはやりすぎたので直したい、
そういう時に使えるのが、「垂直方向の補正」。
このマークをタップして、目盛を左右にスライドさせましょう。
左にスワイプすると、より下から撮った風に、
右にスワイプすると、より上から撮った風に加工できます。
ただし、あくまで加工です。
写っている物を変形させてそういった効果を得ているので、
やりすぎるとおかしくなってしまうので注意しましょう。
●傾き補正
〈調整〉を開いてすぐは、このアイコンは表示されてなく、
あらかじめ選択している状態です。
画面右上の「画像回転」のマークとは違い、
0.05度単位で画像を回転することができ、MAX25度まで傾けることが可能です。
目盛を左にスワイプすると、右回転。
目盛を右にスワイプすると、左回転。
(動作と回転方向が逆で、ちょっとややこしいですね…)
この写真のように、傾いて撮ってしまった写真を直す時にこれを使います。
より丁寧に仕上げる方法は、次の目次で紹介します。
●水平方向の補正
「本当は真正面から撮りたかったんだけどなぁ…」ってこと、ありませんか?
撮りたいものの真正面に立つには場所が狭かった、とか
人が多くて正面まで行けなかった、とか
はしゃぎすぎててそんなことまで気が回らなかった、とか(笑)
そういう時に役立つのが、「水平方向の補正」。
このマークをタップしてから目盛を
左にスワイプすると、左から見たアングルに、
右にスワイプすると、右から見たアングルに、加工できます。
このオブジェの場合、左にスワイプすればより正面から見た感じに近づきますが、
オブジェの奥行きが完全にはなくならず、また、
オブジェがやや縦長になってしまいました。
垂直方向の補正同様、変形でそう見せているので、
不自然に見えてしまうようなやりすぎ加工には注意です。
●目盛
垂直方向の補正、傾き補正、水平方向の補正は、
この目盛を左右にスワイプして調整します。
補正をキャンセルしたい時は、
目盛の上に表示される数字の、右の「×」をタップしましょう。
画面左下の「キャンセル」をタップすると、
〈編集〉ページまで戻ってしまうので注意しましょう。
2.インスタグラムの〈調整〉を使って、写真の傾きを直す方法
たくさんの補正機能がある中で、使う機能は
「グリッド線」と「傾き補正」だけです。
グリッド線はなくてもできますが、
よりキレイに仕上げるためには、表示することをオススメします。
まず、どこを基準に傾きを直すか決めます。
この「LOVE」のオブジェなら、
「E」の真っ直ぐなところを目安にしてみます。
「E」の直線の部分を、グリッド線に合わせるように、
目盛を左右にスライドして、写真を回転させます。
ガイドとなる直線が、写真の端っこにある場合は、
グリッド線を増やすとより正確に補正できます。
調整が終わったら、「完了」をタップしましょう。
3.まとめ
かなりボリューミーな記事になってしまいました(笑)
が、インスタグラムで傾きを補正する時に使う項目は、
「グリッド線」と「傾き補正」だけです!
よりキレイな構図に仕上げるために、グリッド線の活用は欠かせません。
あえて傾けて撮った写真も、それはそれでカッコイイですが、
写真のキレイさ、美しさを際立たせたい時は、ぜひ、
水平垂直を意識してみてくださいね。
特に、建物を撮る時はこれを意識すると、クオリティが格段に変わりますよ。
今回はインスタグラムで補正する方法を紹介しましたが、
実は、iPhoneの編集でも同様の加工ができます。
インスタグラムへアップせず、
プリントしたり、データをPCに移して楽しみたいという方は、
「写真が上手く見える、傾き補正のやり方【iPhone編】」(次回更新)をご覧ください。
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