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スポットライトだけで、ドラマチックに撮る!ライティングのヒミツ

日本では、写真を撮る人を「カメラマン」や「フォトグラファー」と呼びますが、

英語的に分類すると、


・カメラマン → 映画・テレビの撮影技師

・フォトグラファー → 写真家


を指すようです。


この「フォトグラファー(photographer)」の意味を、みなさんご存知ですか?

ギリシャ語で、photo=「光」、graph=「書く」、er=「人」、つなげて「光で描く人」=「写真家」という意味になります。


つまり、写真を撮るということは、ただシャッターを切るだけじゃなくて、光を自在に操ることが重要になるということです。

といっても、太陽を動かしたり、二つ三つと増やしたり、魔法使いのようなことは出来ませんので、

機材を使って光を作ったり、太陽や部屋の照明など場所が決まっている光を使うときは、モデルさんに立ってもらう場所を見極めたりするわけです。

この、光を決める作業のことを「ライティング」といいます。



今回は、背景が暗く落ちていて演奏者にだけ光が当たっている写真を撮りたかったので、

スタジオの天井にもともと付いているスポットライトの角度や数でライティングしました。


もともとはこんな感じの、あたたかい雰囲気のスタジオです。

これでも照明を半分消した状態です。

実際はかなり明るいスタジオです!


それを、スポットライトの角度を調整して…

明かりがついているのは2つに絞って…

こう!!!(ドヤッ)

背景をより暗くするために、壁とピアノの距離を1mほど離しました。


(撮影には、おとなのフレンチ居酒屋 オブサンズさんにご協力いただきました)



スポットライトって強く直進的な光なので、使い方によっては影がキツく出てしまいやすいですが、こういう写真を撮りたい時にはとってもありがたい存在です!

ストロボで似たような光を作ることももちろん可能ですが、

・シャッターを切るための補助光(暗いところではピントが合いにくいため)

・スポットライトの役割のストロボ

などなど、必要なセットを組んでいくうちに足場が狭くなっていきます。


「撮影は、安全第一!」

スタジオマン時代に、耳にタコができるほど聞かされた言葉です(笑)

足場が狭くなるということは、カメラマンの可動域が制限されるだけでなく、

今回の撮影のように暗い場所では、つまずいたり機材を倒したりして、事故にも繋がります。

スポットライトに限らず、すぐそこにある光(定常光/ていじょうこう)を使うメリットは想像以上に多いです!



ちなみにですが…

上の写真も、

↑この写真も、


スマホで撮りました!!(笑)

(iPhone11 Proの超広角カメラで撮影)

定常光でのライティングができれば、一眼カメラがなくてもフォトグラファーになれるかも!?


***


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