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iPhoneのLive撮影モード『長時間露光』の使い方

撮影手法のひとつとして、『長時間露光』というものがあります。

これは、シャッタースピードを遅くして撮影する方法で、

例えば、道路を行き交う車が、光の線になっている写真は『長時間露光』で撮影されています。

他にも、流れる水、夜空の星の軌跡など、

動きがあったり、幻想的に見えたりする写真の多くは、

『長時間露光』で撮影されています。


一眼カメラで長時間露光撮影をしようとすると、

カメラの設定がややこしかったり、手ブレ対策に三脚を使ったりと、

正直、あまり手軽とは言えません…


ですが、iPhoneなら、

設定はワンタップで完了する上、三脚も必須ではありません!

今回は、iPhoneで手軽に長時間露光撮影する方法のご紹介です。



 

目次

  1. 使うのは、iPhoneの『Live Photos』モード

  2. 【実践】水の流れを表現しよう

  3. 【実践】背景に写り込んだ人を消してみよう

  4. さいごに

 


1.使うのは、iPhoneの『Live Photos』モード

まずは、iPhoneのカメラを起動します。


カメラを起動すると、画面上の真ん中に、◎マークが出ますね。

これが、『Live Photos』です。



『Live Photos』は、

シャッターを切った前後の1.5秒ずつ、計3秒間を自動的に撮影してくれる機能です。

※『Line Photos』の長時間露光が使えるのは、

iPhone6以降の機種、かつiOS11以降のバージョンになっているiPhoneです。



斜線が入っている場合は、『Live Photos』はオフになっています。

黄色になっていれば、オンになっています。

オン/オフの切り替えは、マークをタップして行います。



『Live Photos』がオンになった状態で撮影をすると、

カメラロールに保存された写真の左上に、

「Live」と表示されます。



写真を上にスワイプすると、

『エフェクト』が表示されます。



一番右の『長時間露光』をタップします。



読み込みマークが消えると、長時間露光モードで撮影された写真に切り替わります。




2.【実践】水の流れを表現してみよう

目次1の手順で、流れる水を撮影してみます。



水滴として写っていた水が、白い線になりました。

流れの勢いを感じますね〜


長時間露光モードに切り替えてみて、

やっぱり元の方がいいな〜って時は、

もう一度写真を上にスワイプして、「Live」をタップすればOKです。

(最後の写真なんかは、Beforeの水滴で写ってる方が雰囲気ある気が…w)



3.【実践】背景に写り込んだ人を消してみよう

長時間露光の特徴のひとつとして、

動いているものが消える効果があります。

正確には、動いているものがブレて見えなくなっているのですが、

この効果を利用すると、

背景に写り込んでしまった人を消すことができます。



イルミネーションを撮っていたら、

偶然人が通りかかり、写真の真ん中を横切ってしまいました。

でも、『Live Photos』のモードにしていたので、

長時間露光に切り替えて、消すことができました。


ついでに、イルミネーションのキラキラ度も上がりました〜!



もう少し人が多くても、こんな感じにブレて見えなくなります。


でも、人が多かったり、歩く速度が遅かったりすると、

上手に消えないこともあります。



これは、人が多すぎて、

写真の下の部分にブレた人がたくさん写っている感じになってしまいました。



これは、人が歩いていく方向がスマホに対して前後だったため、

写真になるとほとんど同じ位置となり、うまくブレが出なかったパターン。


長時間露光を使って、背景に写り込んだ人を消したい時は、

人の流れをよく見てから撮影するのがオススメです。

また、都心部のような人通りの多いところでの撮影はやや不向きなので、

人の少ないところで試すのがいいかもしれません。

まずは、保険として『Live Photos』モードで撮影しておく程度がオススメです。



4.さいごに

iPhoneで長時間露光撮影するには、

  • 撮影前にカメラの『Live Photos』をオンにする。

  • 撮影後にカメラロールから写真の『長時間露光』エフェクトを選ぶ。

の2段階だけ!

とっても簡単に、本格的な写真に仕上げることができます。


『Live Photos』の長時間露光を使うときに、

ひとつだけ注意しておきたいのが、手ブレです。

一眼カメラで撮影するよりは簡単ですが、

やはり暗い場所などでは、手ブレしやすいです。


手持ちで手ブレを防ぐには、

足を肩幅に開いて、脇を締めてスマホを持つとGOOD!


また、あと2つのエフェクト『ループ』と『バウンス』も面白いので、

興味のある方は試してみてくださいね!




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