トイカメラで撮ったような四隅が暗くなる写真や、
ボケで写真をドラマチックに見せた写真、
これらもインスタの『編集』で、加工して作ることができます。
色味に次いで、写真の印象がガラリと変わる加工です。
なのに、難しい作業は一切なく、
雰囲気重視で感覚的に、写真加工が楽しめます。
また、他の編集項目と合わせて使えば、
自分だけのオリジナルフィルターが完成しますよ!
目次
トイカメラ風の写真とは?フィルターのおさらい
トイカメラ風に加工する〈ビネット〉とは?
ボケを作り出す〈ティルトシフト〉とは?
〈ビネット〉〈ティルトシフト〉を取り入れた、オリジナル加工レシピ
さいごに
1.トイカメラ風の写真とは?フィルターのおさらい
今なお人気の、トイカメラ。
おもちゃのような見た目の可愛さと、レトロな味わいのある写真が撮れることで、
特に女性のファンを多く持っています。
↑今はデジタルのものもあるんですねぇ…
フィルムが高価なものになりつつある今、デジタルで手軽に楽しめるのは助かります(笑)
しかも、液晶や防水機能付きで1万円以下!?
…あ、すみません、ちょっと熱くなってしまいました(笑)
前置きはここまで!
トイカメラといえば、四隅が暗く写るのが特徴のひとつですが、
そんな雰囲気の加工を、インスタグラムの編集で出来るんです。
方法は、2つ。
フィルターを使う方法と、編集機能の〈ビネット〉を使う方法。
フィルターを使うと、ワンタップでオシャレな写真に仕上がります。
【X-Pro Ⅱ】や【Ealrybird】を選んでみましょう。


これぞインスタグラムって感じで、どちらも人気のフィルターです。
では、このトイカメラ風の加工を『編集』で付け足す方法を、見ていきましょう。
2.トイカメラ風に加工する〈ビネット〉とは?
四隅が暗く落ちる加工ができるのは、〈ビネット〉という機能。
『編集』の後半の方にあります。
真ん中が黒い二重丸が目印です。

〈ビネット〉をタップすると、
右にだけスライドできる調整バーが表示されます。
バーを右にスライドするほど、四隅が暗く落ちていきます。

背景がシンプルで、できるだけ明るさが均等な写真ほど、
効果が見えやすいです。

好きなところが決まったら、「完了」をタップしましょう。
3.ボケを作り出す〈ティルトシフト〉とは?
スマホのポートレートモードが普及したおかげで、
ボケのある写真が、スマホでも手軽に撮れるようになりましたよね。
もし、最初から「背景をボカしたい」と決めているのなら、
撮影時にそう設定してしまうのが、仕上がりも綺麗です。
でも、スマホでサッと撮る場合、
瞬時にそこまで考えて撮るって、なかなか難しいですよね…
そんな時は、インスタの〈ティルトシフト〉で加工しちゃいましょう!
〈ティルトシフト〉は、〈ビネット〉の右隣にあります。
真ん中が黒い点線の二重丸が目印です。

〈ティルトシフト〉をタップすると、
「オフ」「円形」「直線」から、ボカす範囲を決められます。

開いてすぐは、「オフ」(ボケなし)の状態になっています。
●「円形」
「円形」をタップすると、
一瞬だけ、写真に円形の白いモヤがかかります。

モヤがかかっているところが、ボケる範囲です。
ピントを合わせたい場所をタップするか、写真上をなぞると、
モヤが移動します。

また、2本指で拡大・縮小することもできます。

写真の中で主役が決まっている時は、「円形」を使って、
主役にのみピントがあっている風に仕上げるのがオススメです。
●「直線」
「直線」をタップすると、
線状の白いモヤになります。

移動方法や、拡大・縮小の方法は一緒です。


「円形」と違うのは、2本指で回転させることができるところです。
ちょっと難しいですが、
人差し指と中指で画面を押さえながら、手首を回すイメージです。

ボカす範囲を回転させて、縦方向のボケに変更することもできます。
縦ボケは、あまり馴染みがないですが、
横ボケは、奥行きのある写真ではかなり有効。
手前のものにピントが合えば、奥行きが広く見えますし、
奥のものにピントが合っていると、前ボケ風のオシャレな写真になります。

調整が終わったら、「完了」をタップしましょう。
4.〈ビネット〉〈ティルトシフト〉を取り入れた、オリジナル加工レシピ
明るさや色味など、他の要素を取り入れて、
自分だけのオリジナル加工に挑戦してみます!

〈ティルトシフト〉の「直線」を使って、前ボケに。
〈ビネット〉で、少しだけ周囲の明るさを落として、
〈暖かさ〉を加えて、元々の黄色っぽい色合いを強くしました。

〈ビネット〉を上げ、もう少し周囲を暗くしたかったので、
〈明るさ〉と〈シャドウ〉を下げてみました。
明るさは、電球が暗くなりすぎないことを目安に調整しました。

【X-Pro Ⅱ】フィルターを意識してみました。
〈ビネット〉で周囲の明るさを落とした後、
ビルの陰影と絵が映えるように、〈コントラスト〉と〈彩度〉を上げました。

〈ビネット〉の効果を上げるため、〈シャドウ〉を足しました。
〈コントラスト〉で明暗差を下げ、〈色〉の「ハイライト」でオレンジを足して、
古いフィルム写真風に仕上げました。

黒の看板を際立たせるために、〈ティルトシフト〉で看板にフォーカス。
〈彩度〉と〈シャドウ〉を下げて、さらに黒を濃く出して、
ちょっとだけ木のぬくもり感を入れたかったので、〈暖かさ〉で調整しました。

レトロ風を目指して、〈ビネット〉で周囲を落とした後、
〈ティルトシフト〉で靴にフォーカス。
〈ハイライト〉で写真上部の方の明るさを調整して、
〈色〉でシャドウ/ハイライト共に、オレンジを重ねました。
(〈暖かさ〉を足すよりも、〈色〉でオレンジを重ねた方が、レトロ風になりました)
5.さいごに
〈ビネット〉と〈ティルトシフト〉、
操作は簡単なのに、あるとないとではオシャレ度が全く違います。
これだけじゃ物足りないと思ったら、
他の項目も編集してみることに挑戦してみてください。
また、〈ビネット〉を手軽に使いたい時は、
【X-Pro Ⅱ】や【Ealrybird】などのフィルターを使ってしまうのもOK。
改めてフィルターについておさらいしたい方は、
↓こちらの記事も読んでみてくださいね。
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