前回に続いて、今回は100円ショップで買える魚眼レンズを試してみました!
魚眼レンズもマクロレンズ同様、
一眼カメラ用のレンズを購入しようと思うと、
かなり高額の出費になります。
でも、これなら100円!しかもスマホにつけられる!
普段見ることのできない景色を撮影できる【魚眼レンズ】の紹介です。
目次
キャンドゥの「スマホで魚眼レンズ」
こんな写真が撮れます(撮影例)
レンズの特徴1:ケラレ
レンズの特徴2:光の写り込み(ゴースト)
旅行前に見てほしい!魚眼レンズでオモシロ自撮り
さいごに
1.キャンドゥの「スマホで魚眼レンズ」
購入したのは、こちらのレンズ。
キャンドゥ
『スマホで魚眼レンズ』
〈付属品〉
レンズ
レンズキャップ
巾着袋
値段は、税抜100円です。
同シリーズの『広角&マクロレンズ』に比べると、
レンズはやや大きめ。
ついているレンズは、〈FISH EYE LENS 180°〉1種類です。
クリップになっているので、
レンズ部分をはさむようにしてスマホにつけます。
スマホ用の魚眼レンズを扱っているのは、
キャンドゥとダイソーです。
今回、ダイソーの魚眼レンズに出会うことはできず…
他の方のレビューを見る限りでは、大きな性能の違いはなさそうです。
目次3で詳しく説明しますが、
魚眼レンズの特性上、レンズのフレームが写真に写り込みます。
レンズのフレームに色が付いていると、
その色の縁取りがある写真になってしまいます。
2.こんな写真が撮れます(撮影例)
さっそく、撮ってみました!
魚眼レンズといえば、画角(写る範囲)が広がる点も大きな特徴です。
どれくらい広く写るのか、検証してみました。
場所は、スカイツリー。
スカイツリーのすぐ横を通る川・北十間川(きたじっけんがわ)をはさんで、
見上げるような角度で撮影。
はい、スカイツリーの真下です!(笑)
もちろん、根本から全部写るわけなく、
普通に撮ったら、こうなります。
で、魚眼レンズをつけると、
スカイツリーのてっぺんから、川の向こう岸の生垣まで入りました!
レンズの名前に「180°」と書いてある通り、スカイツリーを見上げて撮ると、
背中側のビルまで写り込みます。
ちなみにこの写真は、インスタグラムでこんな感じに加工してみました。
四隅の黒いところが極力入らないところまでトリミング(切り抜き)して、
空の青を引き立てるため、【Lark】のフィルターで加工しました。
広く写るだけでなく、
ものが丸く歪むような感じ(湾曲)も面白いので、
他にも色々撮ってみたのが、こちら。
迫力のある写真が撮れました!
ペットを飼っている方は、
ワンちゃん、ネコちゃんをドアップで撮るのもオススメですよ!
「鼻デカ犬」風の写真が撮れます。
3.レンズの特徴1:ケラレ
撮影例をご覧になって、気になった方も多いと思うのですが、
このレンズの大きな特徴として、
はしっこに黒い影が入ります。
これは「ケラレ」という現象で、
魚眼レンズのフレームが写り込んでいる状態です。
(目次1で紹介したダイソーのレンズだと、
フレームが青いので、写真に青の縁取りが入ってますね)
あらかじめスクエアで撮るか、
あとでトリミング(切り抜き)すると、
ケラレは目立たなくなります。
4.レンズの特徴2:光の写り込み(ゴースト)
広い範囲が写るのは、
レンズの表面が少し盛り上がっているからなのですが、
この構造の特徴により、
サイド光や逆光ぎみで撮影すると、光の玉が写りやすくなります。
この光の玉を「ゴースト」といいます。
キラキラ感が増すので、憧れる方も多いのでは?
順光(自分から見て、自分の後ろに光がある状態)でない限りは
自然とゴーストが発生しやすいです。
ただし、大きなゴーストを写し出したいからといって、
逆光で撮影するのはやめましょう。
瞳に大きなダメージが及び、
最悪、失明する危険があります。
虫眼鏡で太陽を見てはいけないのと同じです。
5.旅行前に見てほしい!魚眼レンズでオモシロ自撮り
最初にも言いましたが、
広い範囲を写せるのが特徴のひとつである、魚眼レンズ。
これを使って自撮りしたらどうなるのかな?と思い、試してみました。
人通りの多い、上野・アメヤ横丁に行ってみました。
(レンズを試すついでに、プチ旅行気分)
「アメ横」の文字を入れて記念写真を撮りたい!
でも、人が多くて、自撮り棒を伸ばすのは邪魔だしちょっと恥ずかしい…
色々考えて撮った写真が、左の写真……微妙!!(泣)
ほぼ生首になってしまいました。
そこで、
インカメラに魚眼レンズを付けて撮ってみたのが、右。
「アメ横」の文字と自分のバランスもいいし、
アメ横らしい街並みまで写ってる!
もちろん、自撮り棒は使ってません。腕を伸ばしただけです。
でもちょっと気になったのが…ピントが合ってない。
あとで何回か試してみたんですが、このレンズ、
インカメラとの相性はあまり良くありません。
どうしても、ちょっとボヤッとした写真になってしまいます。
なので、メインカメラ+魚眼レンズで挑戦!
「アメ横」の文字と自分のバランスを保ちつつ、
ピントが合った写真が撮れました!
スマホの画面を外に向けて撮るのはちょっと恥ずかしかったですけどね(笑)
画面の見えない状態で自撮りするって、難しそうですよね。
でも、魚眼レンズを使えば、
スマホをだいたい自分の真正面に構えておけば、
正確に位置を確認しなくてもそれなりに撮れることが分かりました。
いい表情のキープだけ頑張れば大丈夫そうです!
写真は、インスタフィルター【Charmes】で加工しました。
6.さいごに
とっても個性的な写真が撮れる、魚眼レンズ。
撮っていて、純粋に楽しかったです!
前回紹介したマクロレンズ同様、
クリップ式なので、リュックの内ポケットに付けて持ち歩いています。
撮影例で紹介した、この写真なんですけど、
実は、スカイツリーを撮りに行く途中で、試し撮りした写真なんです。
構図とか、何も考えないで撮った写真です。
それでも、手すりやビルが湾曲していたり、通りの奥まで写っていたり、
魚眼レンズの特性が生きた、面白い写真になったと思っています。
欠点としては、やはり、
インカメラにつけるとピントが合いにくいところですね。
また、特徴としてあげた「ケラレ」「ゴースト」も、
時と場合に応じて、ない方がいい時もあるかなと思いました。
これに関しては、
ケラレが入らないようにトリミングする。
ゴーストの出にくい光の角度で撮る。
などで対策するしかありません。
参考までに、ケラレの出ない『対角魚眼』というレンズがあるようですが、
品数がほとんどないのと、値段も2000円前後〜とスマホ用としてはややお高め。
〈参考:スマホ用対角魚眼レンズ1 / スマホ用対角魚眼レンズ2 / スマホ用対角魚眼レンズ3〉
100円で手軽に楽しめる利点は、大きいです。
動物、人、林を見上げた風景などなど、撮ってみたい写真はたくさんあるので、
これからも持ち歩いてみようと思います!
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